あなただけの女性器と、仲良くなろう。

更新日:2021年7月2日



目次

  1. 女性器のつくりと役割

  2. 鏡でみてみよう

  3. セルフチェックが大切な理由



女性のあなたに質問があります。

あなたは自分の性器をみたことがありますか?


女性器は、女性の性器全体を指すもので、「膣」や「クリトリス」などどこか一箇所を指すものではありません。

普段の生活の中で、自分と他人の女性器を見比べる機会もありませんし、温泉などに行ったとしても、見えるのは表の部分だけ。

生まれたときから、一緒に過ごしている体の一部なのに、見てはいけない場所、触れてはいけない場所だと感じていたり、「普通」ではない自分の性器にお悩みを抱えているレディも実は多くいらっしゃいます。

私たちの顔や体と同じように、女性器も人それぞれ異なるのはとても普通なこと。

女性器についてきちんと知っておくこと、そして、自分にとっての「いつもの状態」把握しておくことは、女性の健康のセルフケアにもつながります。



1. 女性器のつくりと役割


普段の生活の中で、外性器の各部位の名前を覚えておく必要はありませんが、基礎知識としてぜひそのつくりと役割について知っておくのは大切なことでしょう。

  • 恥丘(ちきゅう) 恥骨を覆っているふっくらとした丘のような脂肪組織。正面から見たときに、陰毛に覆われている部分。油分を分泌する皮脂腺があり、そこからフェロモンが分泌されます。

  • 大陰唇(だいいんしん) 外性器を取り囲んで保護している、ぷっくりとした肉厚の器官。汗腺と皮脂腺があります。大陰唇にも陰毛が生えます(Iゾーンの脱毛がこの部分です)

  • 小陰唇(しょういんしん) 大陰唇の内側のヒダになっている部分です。膣の入り口と尿道口を囲んでいます。大きさは人それぞれで、小さく大陰唇の中に収まっている人もいれば、大きく、大陰唇の外まで出ている人や、左右の長さが違う場合も。 小さな腺がたくさんあり、そこから分泌される液体で湿っている粘膜に覆われた器官です。

  • 会陰部(えいんぶ) 膣の入り口(腟口)と校門の間の部分を、会陰部といいます。 出産時、ここを柔らかくしておくことで、会陰切開や裂傷を防ぐことができます。

  • 腟口(ちつこう) 膣の入り口です。セックスのときにペニスを挿入をする場所であり、経血が排出されるところであり、出産時には赤ちゃんが出てくる場所です。

  • バルトリン腺 膣口の近くにあり、刺激を受けると潤滑液が分泌されます。

  • 陰核(いんかく)・クリトリス 外に出ている部分は、小さなボタンのように見えますが、実は直径10センチほどのプレジャーを感じるためだけにある器官。 とても敏感で興奮状態にあると勃起します。ボタンのように出ている部分も大きさは人それぞれ異なり、ここには8000もの神経細胞が集中しています。

  • 尿道口(にょうどうこう) 膀胱とつながる尿道の先端で、尿が出てくる場所。膣口とクリトリスの間にあります。



2. 鏡で見てみよう



自分の性器を見てみるなんて怖い!そう感じる女性も多いですし、そのお気持ちとてもよくわかります。

けれど、何がどこにあるのかを知っておくことや、自分にとっての「普通/正常」な状態を知っておくことで、何か異常があるときにすぐに気付くことができるのです。

リラックスできる場所で、鏡を使って見てみましょう。ベッドに寝た状態でもいいですし、床に座って開脚した状態でも。

誰かが入ってきてしまう可能性があるときは、ドアに鍵をかけられると安心ですよね。

外側はもちろん、大陰唇を指で少し開いてあげることで、小陰唇、クリトリス、尿道口、膣口、会陰そして肛門までじっくり観察をしてみましょう。

しこりや、イボ、皮膚の傷や腫れなどはありませんか?

痛み、痒み、ヒリヒリする感じなどがある場合は、カンジダなどの感染症にかかっている可能性も。おりものの匂いや質感の変化も、バクテリアによる感染症や、性感染症にかかっていることを教えてくれます。HPV(ヒトパピローマウィルス)に感染すると、外陰部周辺にイボができたり、性器ヘルペスは痛みを伴う水ぶくれのようなものができたりします。

このような異常がある場合には、すぐに婦人科や性病専門の先生に相談してみましょう。




3. セルフチェックが大切な理由


先ほどお話したとおり、自分にとっての「普通の状態」を知っておくことで、何か異常があるときにすぐに気付くことができます。

感染症などの他に、ごく稀ではありますが、外陰がんのような病気が隠れていることも。みられる症状としては、感染症のものに近いことがあるので、やはりセルフチェックを習慣づけておくことで、早期発見にもつながります。

また、異常や病気の早期発見だけでなく、私たち女性の大切な体の一部として、見たり触れたりすることで仲良しになることで、女性としての自分を受け入れ謳歌することにもつながります。


いかがでしたか?あなたはどのくらいご自身の女性器と仲良しでしょうか。


名称を知らなかった…

まだ見たことがない…

そんなあなたもご心配なく。

少しずつ外性器と仲良しになっていくための方法についても、今度のコラムでお話していきますね。お楽しみになさっていてください。