マスターベーションの常識を覆す、海外の女性起業家たち

更新日:2021年9月14日




近年発売されているセックトイはどれもスタイリッシュでキュート。いやらしさを感じさせず、一見するだけではそれが「セックストイ」であるとは分からないほどスマートなものばかり。

おしゃれなセックストイたちが、今や当たり前のように世界に普及しているのは、とある女性たちの常識に捉われないしたたかな活動があってこそ。“女性が性に積極的になると批判を浴びる”そんな現状を変えようと立ち上がった、女性起業家たちの努力の証なのです。

今回は、マスターベーションの常識を覆すセックストイを生み出した、海外の女性起業家たち4名をご紹介します。



目次

  1. クオリティの高いセックストイを求めて - ジャネット・リーバーマン

  2. ポジティヴな気持ちでセックストイを探せるように - ポーリー・ロドリゲス

  3. 性の解放を目指したコミュニティづくり - エミリー・ザウアー

  4. “性の健康”を目指すセックストイに、ハリウッド女優も支持 - タニア・ボーラー

  5. タブーを打ち破り、本当のセクシャルウェルネスを考えること


クオリティの高いセックストイを求めて - ジャネット・リーバーマン


セックストイに質を求めてはいけない。そんな固定概念に疑問を持ったジャネット・リーバーマン氏は、2014年にビジネスパートナーのアレクサンドラ・ファインさんとともに、セックストイメーカー「Dame Products」を起業。現在は同社の最高技術責任者(CTO)を務めています。

見逃されがちな“質”にこだわることで、恥のないセックストイを

ジャネット・リーバーマン氏は、当時付き合っていた彼と高級なセックストイを購入。しかし、セックストイの商品設計に問題があり、2人とも使えず終いに。これが家電製品であれば返品するつもりでしたが、「セックストイ」ということから返品をしませんでした。


セックストイに対して、無意識のうちに「恥」という感情を抱いていたこと。一商品であるにも関わらず、一般的な家電製品と同じような“質”を求めていなかったこと。今まで感じることのなかった違和感と出会い、彼女は質の良いセックストイを作るために会社を設立。

セックストイの標準を一般的な家電製品のクオリティに引き上げるべく、これまで見逃されがちだった“質”に着眼し、上質な使い心地と利便性に配慮したセックストイを開発中。ユニークながらシックなデザインも魅力です。



ポジティヴな気持ちでセックストイを探せるように - ポーリー・ロドリゲス


セックストイを購入するためには、ショップに足を運ばなければいけない…といった一般的なルートに新しい提案をするのは、ポーリー・ロドリゲス氏。彼女は2014年に女性のためのセックストイ専門のECサイト「Unbound」を起業。ミレニアルピンクで彩られたポップなサイトデザインからも、セックストイへのポジティヴな姿勢が伺えます。


「いかがわしさ」への嫌悪感からハッピーな気分になれる場所づくりへ

多忙な日々を送っていたポーリー・ロドリゲス氏は、癌治療のために行った放射能治療の影響で妊娠できない身体に。その後、セクシュアルウェルネス向上のためにセックストイを購入しようと、アダルトショップに初めて行ったところ、見るからにいかがわしいお店の風貌に驚くと共に、「セックストイを購入するためにこんなにも恥ずかしくて嫌な思いをしなければいけないのか」と強く感じたそう。


これをきっかけに、ポーリー氏は友人へのヒアリングを重ね、誰もが同じ気持ちを抱えながらセックストイを購入していることを知ります。セックストイを買うために恥ずかしい思いをしなくて良いよう、嫌な気持ちにならなくて良いよう、ポーリー氏は女性のためのセックストイ専門のECサイトを立ち上げることに。その後、オリジナルのバイブレーターなども発表。アイテムを実際に手に取った写真が数多く掲載されており、一目でサイズ感がわかるのもうれしい仕様。自らセックスにまつわるさまざまな情報を発信するマガジンコーナーも見どころのひとつ。



性の解放を目指したコミュニティづくり - エミリー・ザウアー


「Ohnut」創業者兼CEOのエミリー・ザウアー氏は、セックス時の挿入の深さを調節することで痛みを軽減するウェアラブル・デバイスを開発しました。リングタイプのセックストイで、男性側の根元に装着するだけ…というシンプルな使用方法で、リングの数を調整するだけで挿入の深さを簡単に調節することが可能です。


多くの女性が悩む「性交痛」に着眼

アメリカのニュース雑誌「TIME」などで活躍していた元フォトグラファー、エミリー・ザウアー氏は、セックス時に感じる痛みに悩んでいました。センシティブな話題であることから周りの友人にも相談できず、思い切って医者に相談してみるも、これといった解決策は見つかりませんでした。できる限りの術を尽くすも悩みは解消されず、精神的にも落ち込んでいた彼女でしたが、ある時、自分以外にも多くの女性が性交痛に悩んでいることを知ることになります。

そこで、エミリー氏は性交痛の悩みの重大さを広めるべく、医師や研究者たちに直談判へ。彼女の想いに賛同してくれた協力者たちと共に、ウェアラブル・デバイスの開発を進めていきました。さらに彼女は、セックスや人間関係についてなど、さまざまなトピックを話し合える「Lady Bits League」というイベントを毎月開催。タブーを破り、自分と、性と向き合えうことができるコミュニティを通じて、“性の解放“”を世界へと発信し続けています。




“性の健康”を目指すセックストイに、ハリウッド女優も支持 - タニア・ボーラー


「Elvie」共同創業者CEOのタニア・ボーラー氏は、世界の成人女性の1/3が悩んでいると言われている骨盤底筋の衰えに起因するさまざまな問題を改善するためのウェアラブル・デバイスを開発。セックストイとアプリを連携させて骨盤底筋を鍛え、失禁や体幹の衰え、オーガズムを感じにくいなどの問題の改善を促します。


南アジアの現状から、性の健康を考えたアプローチへ

タニア・ボーラー氏は大学卒業後、南アフリアでの教育事業に携わった際に、多くの若者たちが性行為によってHIV感染し、命を落としているという現実と向き合うことに。その現状にショックを受けるとともに、「正しい教育、オープンな会話があれば、こういった事態を防ぐことができたのに」という課題を見出し、彼女は“性の健康(セクシャルウェルネス)”をテーマに事業を立ち上げようと決心。

タニア氏が開発したウェアラブル・デバイスは、2017年のアカデミー賞授賞式で受賞候補者たちに贈られるギフトの一つに選ばれたことで一躍話題に。ギフトを受け取ったハリウッド女優の多くが、それぞれのソーシャルメディアを通して、製品への支持を表明しました。



タブーを打ち破り、本当のセクシャルウェルネスを考えること


セックストイを使うこと、購入すること。そしてマスターベーションをすることは、何一つ恥ずかしいことではありません。身体や心の健康を考えることと同じように、性の健康=セクシャルウェルネスを考えることは、私たち人間にとってとても大切なことなのです。


世界では、さまざまな女性起業家たちの挑戦によって、セクシュアルウェルネスにまつわるタブーは少しずつ取り払われてきています。こうした活動が、女性だけでなく、すべての性の解放につながることを願います。




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