女性のQOLにも大きく影響するかもしれない。フェムテック振興議員連盟とは?

更新日:2021年9月7日






目次


1. 最近よく耳にする、フェムテックって一体何?

 ① 「フェムテック」の意味

 ② フェムテックの始まり

 ③ フェムテックの広がり

 ④ 日本におけるフェムってく市場は?

2. フェムテック業界が抱える問題

 ①タブー視の文化

 ②容易でない資金調達

 ③法的障害

3. そこで議員連盟が動いた!

 ①フェムテック議連って?

 ②フェムテック議連の展望

4. 議員連盟も動き出したフェムテック業界のこれから



最近、SNSやポップアップ、アパレルブランドの商品販売などの場面で見聞きする機会が増えたように感じられる「フェムテック」。実は、フェムテック議連なるものも発足された模様…。今回は、急成長中のフェムテックとフェムテック議連についてBonheurと一緒に学びましょう。




1.最近よく耳にする、フェムテックって一体何?

 

フェムテック議連を知るには、まずフェムテックに関する知識があると理解が深まります。「テック」と聞くと、テクノロジー?と思うかもしれません。では、「フェム」は何でしょうか?「フェムテック」は?この疑問に答えるため、フェムテックの基本を紹介します。


「フェムテック」の意味

女性を意味する「Female(女性)」とテクノロジーの「Technology(テクノロジー)」を掛け合わせた造語で、時にWoman’s Healthcare Tech(女性の健康のテクノロジー)と表現されることもあります。生理や、妊娠出産、性行為など女性ならではの健康課題をテクノロジーで解決する産業を指します。


フェムテックの始まり

ドイツの月経管理アプリ「Clue(クルー)」の開発者によって2012年に考案されました。Clueでは、日本でお馴染みのルナルナのように生理日の管理や妊娠サポートが受けられます。(Clueについては、こちらをチェック→Android iPhone :


フェムテックの広がり

2018年の#metoo運動の影響や女性の社会進出、時代の流れとともに性をタブー視する文化は少しずつ変化しています。生理や性行為への不快感や悩みなど、女性特有の悩みを発信することへの負のイメージが薄れてきていると言えるでしょう。2012年に始まったフェムテックですが、海外では2020年4月時点でおよそ300社にまで増えています。


日本におけるフェムテック市場は?

生理日を書き込むことで排卵日や妊娠しやすい時期がわかる「ルナルナ」。これもまぎれもないフェムテックです。2020年3月の時点で日本のフェムテック会社は51社にのぼります。中でもセクシャルウェルネスはまだまだ新しい分野…!



2.フェムテックが抱える問題


日本でも拡大を続け更なる成長が期待されるフェムテック業界ですが、一体どんな問題があるのでしょうか。


タブー視文化

日本だけでなく、海外でも性のタブー視文化は存在します。具体的には、生理痛や性交痛などの不快感は当たり前のものだから我慢すべきという固定観念や、そういった問題は口にせず隠さなければならない、という意識や雰囲気のことです。


容易でない資金調達

また、フェムテックは他業界に比べて新しいため、資金調達が比較的困難です。その理由として、投資側がまだまだ男性社会であるため、当事者意識を強く持つフェムテック企業が投資家や企業の共感を得ることが難しい点にあります。またセクシャルウェルネスの分野では、当事者意識や共感の得づらさの他に、上記のタブー視文化も相まって「そんなものに投資するのは、、、」と言った抵抗感も影響しているようです。


法的障害

薬機法が新商品に対応しておらず新商品の承認審査、コストの見込みが立てづらいため、新規参入のハードルが高く、ストレートな宣伝やスピード感のある開発が困難になっています。例えば吸水ショーツの宣伝では具体的な使用方法の明記が禁止されていたりします。



3.そこで議員連盟が動いた!


議員がある目的のために結成する、議員連盟。これが始動…?



フェムテック議連って?〜正式名称はフェムテック振興議員連盟〜

2020年10月、現在同議連会長を務める野田聖子議員が発足、以来5回の総会を実施、先月頭には「フェムテック関連製品の普及に向けた政策の推進に関する提言」を作成し、各関係省庁に提出しています。総会には、議員、省庁関係者、有識者が関わっているそう。



フェムテック議連の展望

野田会長は「(フェムテックは)今後経済の新しい力になると考えている。女性の健康に対して日本はまだまだケアレスのため、きちんと規格を確認した上で、売る側も消費者も信頼関係をもったマーケットを構築できればと」と語っています。




4.議員連盟も動き出したフェムテック業界のこれから

 

議員連盟もでき、更なる発展が期待されるフェムテック産業。生活にフェムテック商品が溢れる日も近いかもしれませんね。筆者はとても楽しみです!自分や、自分の大切な人が心から快適に生きられる社会を願って。