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フォローしたい!ボディ・ポジティブを牽引するUKアクティビスト




目次

  1. ジャミーラ・ジャミル|Jameela Jamil

  2. メーガン・ジェーン・クラッブ|Megan Jayne Crabbe

  3. ハーナム・カウル|Harnaam Kaur

  4. この3人から学ぶ、美の基準


ボディ・ポジティブ(または ボディ・ポジティビティ)とは、”美の基準”を見直して、ありのままの自分を愛そうするムーブメント。


欧米にとどまらず世界的な広がりを見せているものの、日本ではまだまだ痩身体型を志向する考えが根深く浸透しています。

細いモデルばかりのファッション誌、「痩せたら人生が変わる」と謳うダイエット商法、家族や友人からのお節介な体型チェック、、これらは自尊心や自己受容感を低くしてしまい、摂食障害を引き起こす原因にもなってしまいます。


周りの目が・・・と気にしているあなたのために、今回は筆者が住むイギリスで活躍する3人のボディ・ポジティブ・アクティビストを紹介します。



1. ジャミーラ・ジャミル|Jameela Jamil



人種偏見や性差別問題の活動家でも知られるロンドン生まれの女優ジャミーラ・ジャミル(Jameela Jamil)は、ファッション誌でのフォトショップを用いたストレッチマークを消したり、二の腕や顔を細くする加工を批判しています。


10代の頃に摂食障害を患った経験があり、2018年からセルフラブに焦点を当てた包括性プラットフォーム”I Weigh(私の重要なもの)”を創設。

インスタグラムではボディ・イメージに関することだけではなく、自分の体を愛する呼びかけ、インスピレーションを与えてくれる投稿、摂食障害回復のための支援など情報満載。




2. メーガン・ジェーン・クラッブ|Megan Jayne Crabbe



ボディポジティブとフェミニズムを推進するインスタグラムのアカウント@meganjaynecrabbeで100万人以上のフォロワーを持つ、モデル兼作家のメーガン・ジェーン・クラッブ(Megan Jayne Crabbe)


拒食症のサバイバーからボディ・ポジティブ・ブロガーに転身し、何千人ものフォロワーが自分自身と自分の体を愛せるように支援しています。



画像:「減量ですべてが解決すると信じていた私 (左)VS 幸せは数字ほど単純なものではないと知り、それを理解するために一生懸命努力している私(右)」


最近では※ファットフォビア(Fatphobia)を偏見の一種として認識されるべきだと英国政府平等局GEOに訴えています。

「ファット・フォビアへの取り組みなくして、ボディイメージの話はできません。私たちの不安の多くは、太っていることへの恐怖が根底にあり、差別や嫌がらせにつながっています。」


ファット・フォビア(Fatphobia)・・・肥満恐怖症。肥満への恐怖や、太っている人に対して抱く嫌悪感を指す言葉。



3. ハーナム・カウル|Harnaam Kaur

太く艶やかなヒゲ、エキゾチックカラーのターバン、完璧なアイライン

ムガル絵画から現れたようなハーナム・カウル(Harnaam Kaur)は、"ヒゲのある女性"としてボディ・ポジティブと自己愛のメッセージを講演やSNSで発信。


https://www.instagram.com/p/CCb2YuRjt_T/


ハーナムは12歳の時に※PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断され、同級生や街ですれ違う人からの長年のいじめや差別に自暴自棄になったこともあると語ります。

それから彼女はヒゲを剃ることをやめて体に自信を持つことを提唱し、ジェンダー規範や美の基準を覆してきました。


「私は性別というものを信じていないと思います。誰が膣は女性でペニスは男性だと言ったのか、ピンクは女の子で青は男の子だと言ったのか知りたいですね。私はここに座っていて、ヴァギナとオッパイを持っていて、それに大きな美しいヒゲも持っています」


PCOS・・・ホルモンバランスが崩れることで髭が生えて毛深くなってしまったり、月経の周期が乱れたり、ニキビが増える症状。日本国内では生殖年齢女性の6〜10%が多嚢胞性卵巣症候群が認められると報告されており、決して稀な疾患ではありません。



モデルとして活躍中のハーナムは、雑誌「コスモポリタン」「グラマー」の表紙、ショーのランウェイ・モデルにも抜擢されている。



4. この3人から学ぶ、美の基準

この3人に出会って、これまでの美の基準がいかに恣意的なものであるか思い知らされました。

「男性からモテない」などと煽る広告の見出しやダイエット商品に騙されてお金を注ぎ込んでしまったり、摂食障害を患ってしまう若い子を見るのはとても耐え難いことです。

本当の”美しさ”とは、強迫観念で無理してつくりあげた体型ではなく、ありのままの自分を好きでいる心の豊かさではないでしょうか。


深く根付いた概念は明日、明後日とすぐに取り払えるものではありませんが、まずは自分から、そして悩んでいる友だちを支えてあげることで世界が少しずつ変化していくのだと思います。